終業式一日を残しての三連休に、ウリ坊とカリメロはぶーぶー言っている。
しかしだねえ、せっかくの三連休が夏休みに吸収合併されてしまっては、有難味がないだろう。
これはこれでいいんだよ。
妻実家は川崎から千葉の岬町に移住した。子供が手を離れ、義母が憧れていた田舎暮らしに挑戦することにしたのだ。
抜けるような蒼い空と緑の稲。風になびく芦。
典型的な夏休みの風景。
ウリ坊たちが羨ましい。
歩いて10分ぐらいで太東漁港。ここでいろいろな魚が釣れるらしい。大森出身の義父は毎日通っているのだ。
今日の狙い目はタコ。
たこテンヤと呼ばれる仕掛けで、漁港の辺を探るのだ。
ぎらっと光る太陽。
あっと言う間に飽きて、砂遊びに転ずるカリメロ。
集めた砂は海に帰す。なぜそうするのかは、判らない。
残念ながらこの日は坊主。
釣り気分を味わえればいいので、これで良し。
翌日は頑張ってへちを釣り上げた義父。釣り天狗の面目躍如だ。
見た目はグロテスクだが、淡泊な味わいだ。
夏休みの思い出に夕日は欠かせない……でしょ。
ずっと東京暮らしで帰省する習慣を持たなかったのだが、田舎に帰るっていいものだね。
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