2011/04/05

オリエンタルランドがTDL再建を断念する夢を見た。

国費投入を訴える議員が国会で熱弁を揮っていた。「未曾有の国難に立ち向かうには、国民の笑顔が不可欠」などなど。
他の議員から反発を受けるが、世論の後押しもあり、議論は徐々に再建の方向に進む。

「ここまで来ないとエンタテイメントの重要さに気付かないとは、情けない」というMXTVの都知事定例会のところで目が覚めた。


桜が咲いている。

桜が死者を象徴するのは靖国神社だけのことではない。多くの墓地に植えられていることから、この国に普遍的な事柄なのだとわかる。桜花の下での宴は、この時期にこそ必要なのではないかと、ふと思った。

いま笑顔が必要なのは確かだ。辛い時期だが、むっつりしていては続かない。

これから北へ向う桜が沢山の人々を勇気づけるよう、健闘を祈って乾杯したい。



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2011/04/03

宮城県塩竃市

某食品工場の復旧支援のために宮城県塩竃市に行った。交通機関が不安定なので横浜から車で移動した。気がついたことを綴ってみる。


・東北道では中古車を搭載したキャリアカーが目立った。すぐに使えるから需要が多いのだろう。震災時にタイに出張中だった取引先担当者も、仙台空港に置いてあった車が流されたと話している。

都市部でなければ車は生活に必須。救援物資に車は含まれないが、復旧物資には含まれる。そんな位置づけだと思う。

・全国各地の消防隊の消防車、救急車が東北道を走っている。自衛隊の輸送車も多い。どこのサービスエリアに寄ってもユニフォームを着た人が休憩している。
中国地方の地名入りブルゾンの持ち主は疲れ気味の様子だった。屈強な消防隊員がこうなるのだから、ここまでノンストップで来たのだろう。



ボランティア達の尽力により、瓦礫は徐々に片付き始めている。



ダンボールに「おひなさま」の文字が有る。納戸の奥にあっただろうに。




残された品々。破損の程度から察するに、すぐ脇の住宅で使われていたものだろう。住まわれていた方が無事でいることを祈る。



津波に飲み込まれても鮭を離さなかった熊。立派です。

この辺りに到達した津波の高さは1.5m程度。周囲には無傷の建築物も多く、ほんの少しのことで運命が別れた地域だ。



被害を受けた建物は建築の専門官によってタグ付される。これによって使用の可不可、火災保険の判定などが決められる。簡単に貼ってあるけれど、財産管理上の重要書類だ。

全損扱いになっている建物には、増改築を繰り返しているものが少なくない。そのような建物を建て直すとなると、建築基準法上従来の床面積を確保しにくいのだ。結果、転居を余儀なくされるケースも有るだろう。


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