2010/01/17

晩ごはん


カリメロは晩ごはんが気になって仕方がない。

カリメロ:今夜はなにを食をべるの。
わたし:晩ごはん。
カリメロ:じゃなくて、晩ごはんはなあに、って言ってるの。
わたし:わからないよ。
カリメロ:わからないじゃなくて、具体的になにを食べるの。

わたし:具体的なんて、難しい言葉を知ってるね。
カリメロ:先生の口ぐせなんだ。テストの答えは具体的に書かないといけないんだって。
わたし:ふうん。

きっと投げやりな答えを書いて、教諭に諭されたのだろう。

カリメロ:あとね、抽象的って言葉も知ってるよ。
わたし:どういう意味。
カリメロ:知らない。
わたし:ふうん。

カリメロ:ねぇ、それより、今日の晩ごはんはなあに。
わたし:だから知らないよ。
カリメロ:じゃあ、なんかヒント。
わたし:ヒントか。そうだ、さっきママが肉を切っていたよ。
カリメロ:ということは、肉料理だね。
わたし:君の推理は正しいよ。わたしも肉料理だと思う。

推理という言葉を聞いて、探偵気分になったカリメロ。

カリメロ:ということは、恐らくピーマンの肉詰めじゃないかな。

彼の好物である。

わたし:その推理には賛成しかねるな、カリメロ君。ピーマンの肉詰めに使う肉は挽き肉だ。挽き肉を切ったりはしないよ。
カリメロ:でもさぁ、塊から切って切って挽き肉にすると、粘りが出て美味しいんだよ。
わたし:よく知ってるね。
カリメロ:ギョーザの鉄人が言ってた。
わたし:ふうん。

ピーマンの肉詰めにも鉄人がいるのだろうか。


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