2010/09/08

暗黙の拒否

これまで消極的な態度は暗黙の拒否を意味してきたが、家族承認の開始によって提供拒否者にもその意思表示が必要になった。拒否の増加は当然の反応だと思う。

個人の死生観、宗教観から提供を拒否するならば、その意思は尊重されなければならない。しかし、それによって助かる命がある限り、脳死状態ならば臓器を提供するのが合理的だ。あえて不合理な判断を採用するならば、その根拠、意思は明確にしておかなければならないのだ。

最早移植医療は対岸の火事ではない。何人もこの問題を避けることはできないのだ。

■家族承諾での移植後、臓器提供「拒否」が急増
(読売新聞 - 09月07日 16:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1334268&media_id=20


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