2008/02/18

ニコンのサービス


というわけでニコンのサービスセンターへ。年代物のニコマートを見ても、何一つ表情を変えない初老の技術者。プロだから当然か。部品の在庫がないから、交換が必要なときには修理できないとの宣告。一時間ほどで点検をし、修理の可不可を判断するという。預けることになると思っていたので意外だった。

空いた時間でペンタックスのショールームへ。K10Dが目当てだ。ズームレンズアレルギーを告白するとDA Limitedシリーズを紹介された。小さくてキュート。数値よりも感性で設計したという、コンセプトも素敵。一発で気に入ってしまった。6x7のレンズだけ持っていると伝えると、67レンズをKマウントカメラに装着するアダプターがあるという。「無駄にしたくないのならばお奨めです」確かに。

ニコンに戻るとカウンターでもめていた。まだそこそこ新しい銀塩一眼レフが、メーカーで修理不能だというのだ。盗み聞きすると、電子制御のメカニカルシャッターは部品がなく、もうどうしようもないらしい。気の毒に思うと当時に、我がニコマートが心配になる。何しろそのカメラよりも10年以上古いのだ。

不安の予感は的中し、ニコンサービスでは修理はできない。しかし「当社のOBが営んでいる工房で、修理が可能です」とのこと。天の助けだが、直すか買うかの問題が発生する。

「歴戦の強者のようですね」とサービスマン。彼は「大事にして下さい」と付け加え、工房の名刺を手渡してきた。


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