2007/12/18

づけ丼@浅草




午後イチで墨田区役所で打ち合わせ。会社をちょっと早めに出て、浅草を散策し昼食にしようと考えた。

平日なのに仲見世は人が多い。庶民派有閑マダムたち、アジア系の観光客などなど。楽しそうで何より。

露地を一本入ったところにあった「づけ丼」の看板に気をとられていたらば、おかみさんに声をかけられて店内へ。こじんまりとした寿司屋だ。

「わさびは鮪にまぶしてお召し上がりください」と店主。余ったわさびは味噌汁に入れると旨いとのこと。そんな食べ方初めて聞いたよ。

目の前で握っている車海老が旨そうだったから一つ頼む。「江戸前で握りますか」なんのことかよくわからない。

これは大振りの車海老で、しゃりを包むようにして握られた寿司。わさびの代わりに甘いでんぶが入っている。醤油を付けず、そのまま食べるとのこと。

人肌のしゃりとざらざらしたでんぶの食感、淡白な車海老の風味が不思議なバランスだ。

創業以来160年同じ味だと、店主は胸を張る。しばらく江戸時代の浅草に思いを馳せた。


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