2010/04/21
ずっけ丼の絵心
美術系の大学を出でいるのにこのレベルである。絵心のピークはデッサンの試験にあり、その翌日から急速に落ち続けて四半世紀経った。
デジタル極めてアナログを表現する我が携帯端末は、そのデジタルさ故、持主のセンスを精確に写しだす。ほっとけ。
俺の絵だけを見て、角のハイボールだと分からないやつとは遊んでやらない。てぇと、遊び相手がいなくなっちまうから、勘弁してやるかぁ。
近所のコンビニだと、この缶詰、キリンのライバルより50円高い。でも僅か50円のために、人生の内で一晩しかない今宵を、得体の知れないウイスキーに曝す訳にはいかないのだ。
お絵描きは愉しい。自分さえ愉しければいいところが、愉しい。新型の端末機はこれよりずっと解像度が高いらしい。でもさ、性能が倍になったって、倍愉しくなる訳じゃないよね。まあ、下手さかげんは倍以上目立つようになるだろうけれど。
バーに試作品を置き忘れたアップルのエンジニアが気になるな。どんな酒を呑んでいたのかな、ってね。まあ、今となってはとんでもなく苦いかったのだろうけど。
違う。そんなエンジニアなんていないよ。
スクープしたギズモードのストーリーは不自然だと思う。あり得ないシチュエーションとアップルの対応。素人目にも信憑性は薄いな。
しかし画像の端末機はよくできている。噂通りの機能が網羅されている上、デザインの完成度が高い。これは本物っぽいね。
これは中国の工場から漏れたものではないだろうか。秘密を漏らしたとして自殺に追い込まれた製造元社員のニュースが流れていたと思う。
この手の情報は旬が大事だが、犠牲者が出ていることを考えると、直ぐに流すことが出来なかったのだ。そこで提供者は暫く寝かし、自殺の件が淘汰されるまで待ったのだろう。無理のあるストーリーは、ここで付けられたと考えるのが自然じゃないかな。
……とまぁ、安手の産業スパイ小説のようなことを考えながら、貴重な今晩は過ぎて行くのだ。
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