2008/03/08

鮫洲

このような事情により、警察署で運転免許の書き換えができない私は、半休を取り鮫洲の運転免許試験場に向かったのだ。鮫洲はなかなか趣がある街ではあるが、味わい尽くすにそれ相応のスキルが必要なようだ。

写真
カメラ店を併設する長唄教室。

試験場特需に沸く、代書屋ばかりが並ぶ町並みだが、所々昔ながらの商店建築様式が残っている。この辺りは江戸の代官屋敷が途切れたぐらいなのだろうか、町割は街道筋の雰囲気だ。

写真
この道路が旧街道か。

難所であったであろう多摩川を渡り、旅人は江戸に入る前にこの町で休んだのだろうか。宿場町の雰囲気が残っている。立ち並ぶ代書屋も鞍替えする前は木賃宿、そんな想像をしてしまう。

歴史を知っているともっと楽しめるのだろう。そう思う機会は少なくない。しかし「思う」だけで実際に調べたことは一度もない。前回の更新でここにきたときも同じように感じ、表面的な分析しかできずに歯がゆい思いをしたのだ。成長していないのだな。

写真
鮫洲だから鮫なのだ。

細い道を抜けて試験場へ。どこの試験場の前にも眼鏡屋があるが、鮫洲の場合はサメズメガネ。試験場で使っている検査器と同じ機械を導入しているとのこと。試験の練習ができるのだ。江東試験場の近くに「15分、視力回復」という看板があったが、鮫洲にはない。何故だろう。

更新講習は割と好きなので、あまり退屈しなかった。しかし夜になってほとんど忘れてしまったことからして、たいしたことは言っていなかったのだろう。覚えていることを列挙すると、

・世界人口の1/3は中国とインドに住んでいる。
・都内では毎月3000人以上が免許証を紛失している。
・6月から初心者、紅葉マークの不表示は罰金がかかる。
・6月から後部座席にもシートベルト着用が義務化される。

この程度だ。ちなみにビデオのナビゲーターは、日テレの福留さんだった。

写真
これは「美ら海水族館」のジンベイザメ。行ってきたんだぜ、というプチ自慢。


0 件のコメント: