2009/04/22

八重桜

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この花には、口の中で溶けてなくなってしまうような、儚さがある。食欲を刺激する何かがある。

真上にカメラを向けて八重桜を撮っているとき、口が半開きだったのだろうか。怪訝な顔つきでじろじろと見られてしまった。
バツが悪くなり、とっさに「八重桜って、食べちゃいたくなりませんか」と、話しかけてしまう。引きつった笑顔で「ええ、そうですねぇ」との答え。どうやら本物の変な人になってしまったようだ。でも、引きつっていても笑顔だ。怪訝な顔よりましであろう。

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児童遊園の滑り台が使用禁止になっていた。近々、新しいものに交換されるとのこと。子どもの頃、幾度となく遊んだ滑り台だ。変わってしまうのは何となく寂しい。しかし、子どもを持つ親としては、アラ40の遊具をそのまま使われるのに不安がないわけではない。

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なんという名の花なのだろうか。フェンスの隙間から顔を出していた。この辺りは殺風景だから、こんなおとなしい花でも周りがぱっと華やかになる。精いっぱい延ばした茎が、いじらしい。

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コンクリートかち割りたんぽぽ。力をこめて開花準備中の様子。見れば随分沢山蕾を持っている。これを全部咲かせて、綿毛を飛ばすつもりかしらん。
……むむむ、世界制覇の野望を持っているのだね、君は。

写真ブログの方が高画質です。


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