戦災で消失した屋根を復旧する際、コストのかかるドーム屋根を「敗戦国には贅沢」としてGHQがストップをかけた経緯がある。そこでできるだけ以前のイメージを残す形を求めて、今のとんがり屋根になったのだ。
確かに屈辱的で好ましからざる歴史かもしれないが、それも含めて歴史なのではないだろうか。
とんがり屋根の時代、日本は奇跡的な復興を遂げた。その復興を支えたのが丸の内に通う人々。屋根の形に屈辱感を覚えた人もいるだろう。でも、それだけじゃない。
ドーム屋根が完成した時、彼らの成果がなくなる訳じゃない。
時代が変わってしまったことに気づくだけだ。
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