2007/05/16

町一番のレストラン

一頃、北関東の地方都市への出張が多かった。

前日のうちに現地入りしてビジネスホテルに宿泊。午前中に用事を済ませ昼食を取り、しばらく町を探索して会社に戻るというスケジュール。夜の町の様子がわかると、現場が始まってから役に立つことも多いのだ。

出張はちょっとした楽しみ。

温泉があれば浸かってみるし、旨いものがあれば食べてみる。そういう細かい現地情報が大事なのだ…と言って領収書を提出しても、受理された試しがないのだが^^。

旨い店は結構ある。プリンが旨い喫茶店とか、カルボナーラだけは一級品の洋食屋とか…現地の人と話をすると色々出てくる。知られていないが北関東人は案外グルメだ。

洋食は和食よりもカジュアルなものとして捉えられているようだ。改まった席では料亭などが使われることが多い。食の考え方が保守的なこともあるが、料亭に匹敵するステイタスを持つレストランが少ないこともその理由であろう。

それぞれの町に「町一番のレストラン」を作りたい。メニュー開発、基本的な食材の加工及び提供、人材の育成、空間プランニングをセットにしたビジネスモデルは考えられないだろうか。

狙っているのはビジネスホテルのレストラン。モーニングビュッフェの他、稼働していないのではないだろうか。夕食時でも閑散としていることが多く、消灯されていることすら珍しくない。結構立派な厨房を持つホテルでもそうなのだ。これは勿体ない。

先ずは経験のあるシェフを現地に派遣して、地元産品、旬の食材をリサーチ。ホテルのオーナーと協議の上メニュー開発を行う。食材は基本的な加工が済んでいるので、厨房を圧縮することができる。レイアウトを再構成して客席を増やす方向で検討する。人材育成は派遣元になることも考慮するべきだろうか・・・

とまあ、ここまで考えてみた。

出資者が思い当たらないのが致命的な欠点だな。




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