2008/12/06

長期休暇

明日から長期休暇に入る同僚が、挨拶に回っていた。
病に倒れた奥さんの介護のためとのこと。

「最低で一年間、ひょっとしたら二年以上になるかもしれない」
私はそんな彼に、なるべく早い復帰を願っていると言ってしまった。

表情が曇る。酷いことを口走ってしまったようだ。

自宅を処分して奥さんの郷里に家を建てた彼は、残された時間を濃密にするためだけに全力を尽くそうとしている。

「犠牲」なんて言葉を爪の先ほども考えていない。できることをできるだけやりたいだけなのだ。

夫婦ってそういうものなのだね。


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