2010/11/13

魚の匂いに誘われた蟹が掛かり、蟹に誘われた蛸が入っている。こんな風に。義父が漁港の防波堤からテトラポットの隙間に、餌の魚を入れた籠をぶる下げておいたのだ。


掛かった蛸の運命を、二匹の犬が見守る。


ハゼのような、かさごのような不思議な魚も掛かっていた。
「名前の判らない魚は持ち帰ってはいけない」と義父が言う。従ってこの魚はリリース。
蟹も沢山残っている。蟹の運命は味噌汁の具だ。


蛸は現地で頭をひっくり返して絞める。そして塩揉みと水洗いを繰り返してぬめりを取るのだ。




まだ吸盤がボールにへばりつく。生命力というより生体の組織力とは不思議なものだ。

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