最良の食育は調理をさせることだと考えている。素材を加工して料理ができる不思議さこそ、食に対する興味とモチベーションを喚起する最大の要因なのだ。
入学式から帰宅したあと、新一年生の長男に早速食育を施すことにした。何でもやりたがるから全部やらせて、楽をしようという魂胆^^。いやいや、神経が参りそうだった。
まずは粉の計量。
四人分だと粉は500グラム。今回は日清製粉の「手打ちうどんの小麦粉」を使った。こだわりがあるわけではない。これならば近所のスーパーで入手できるのだ。デジタルキッチンスケールを使って正確に計量。ゲーム感覚で楽しいらしい。
次は塩水作り。計量カップに28グラムの食塩を入れ、全体で250ccになるように水を加える。そして食塩を完全に溶かし、小麦粉のボールに投入する。
最初はスプーンを使い、小麦粉に水分をなじませるように混ぜる。ぱさぱさしたフレーク状になったら、今度は手を使って纏めていくのだ。
捏ねてゆくに従い、生地にはしっとりとつやが出てくる。ひとまとまりになったら「踏み」に入る。
ビニール袋にくるみ、新聞紙の間に挟み込む。上から踏み込んで麺のコシを出すのだが、長男の体重だと軽すぎるらしい。仕方がないのでここはちょっと手伝った。
20分程度踏み込んで、熟成に入る。この時期ならば一時間前後が適当か。
熟成も終わり、いよいよ延ばしに入る。長男が一番やりたがっていたプロセスだ。
手で押すように延ばし、伸びきったところで麺棒を使い始める。
もうちょっとで刻み^^。
生地を折りたたんで、刻みはじめた。
左手は添えるだけ。へたに力を加えると、生地が同士がくっついてしまう。
刻んだうどんをボールに入れた。
くっつかないように、切り口に打ち粉をまぶす。
約10分間茹で、完成。
茹でるとき、長男はテレビに夢中であった。
まあ、いいか。
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