2008/01/25

若林公園




若林公園は、国士舘大学の東にある都市公園。通っていた小学校の近くなので、なじみの公園だ。よくここで「ちょうせん野球」をやっていた。打つときに一回バウンドさせるルールがある、軟式テニスボールの手打ち野球^^。

http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00014410.html

公園は南北で相当の高低差があり、小学生時代の感覚では上下では別の公園だった。大人の人たちは一つの公園だと思っていたらしく、公園内に階段があった。

その階段を上るとき、ちょっとした高揚感があったことを覚えている。南側の低い方が山崎小学校の縄張り、上の方は別の小学校のテリトリーなのだ。

バリアフリー法が施行され、あらゆる公共施設の階段には、スロープかリフトの設置が義務づけられている。もちろん若林公園の階段も対象になり、この高低差を吸収するためには、長いスロープが必要なのは明らかだ。

ごく普通に設計すると、南側の植栽を根こそぎつぶして幾重にも折り返す、鉄筋コンクリート造の狭いスロープになるだろう。しかし、デザイナーはそうは考えなかった。

木立を縫うように走る軽量鉄骨のフレームに木質の床面を広めに置き、健常者でも楽しい歩行空間に仕上げたのだ。踊り場でちょっとした森林浴気分に浸ることもできる。うちの犬もお気に入りの散歩コースだ。

ハンディキャップがある人たちを隔離するのではなく、双方の生活を豊かにしつつ利便性をはかるのが理想解。これなら低コストだろうから二重丸をあげていい。

惜しむらくは、近くにテイクアウトのコーヒー屋がないぐらいか。




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