バトンのつもりはないけれど、受けとるならば止めません。
谷川俊太郎の33の質問 (ちくま文庫) (文庫)
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●1.金、銀、鉄、アルミニウムのうち、もっとも好きなのはどれですか?
金。
寡黙な男なので、沈黙は金の「金」。なんてね。
関係ないけど、ホテル三日月の黄金浴槽が盗まれたそうですね。
●2.自信をもって扱える道具をひとつあげて下さい。
ボールと左足……なんて言えるとかっこいいだろうな。
中学入学のとき貰った腕時計。
●3.女の顔と乳房のどちらにより強くエロチズムを感じますか?(女の方であれば、男の顔と身体。)
顔。
●4.アイウエオといろはの、どちらが好きですか?
アイウエオ。
母音と子音が成すマトリックス構造の美しさに魅せられている。
●5.いま一番自分に問うてみたい問は、どんな問いですか?
それでいいのか。
何故、それでいいのか。
自分の場所がわからなくなると拙い。
●6.酔いざめの水以上に美味な酒を飲んだことがありますか?
水より美味い酒はない。
チェイサーだけでは酔えないからウイスキーを飲むのだ。
●7.前世があるとしたら、自分は何だったと思いますか?
イタリアの羊飼い。
言うことを聞かない生意気な犬を連れて、放牧地で日が傾くのを待っていた……ような気がする。
●8.草原、砂漠、岬、広場、洞窟、川岸、海辺、森、氷河、沼、村はずれ、島、何処が一番落ち着きそうですか?
季節にも寄るが、草原。
寝っ転がって空をみていたい。
●9.白という言葉からの連想をいくつか話して下さいませんか?
中学のクラスメイトのパンツ。
あるいはビールの泡。
●10.好きな匂いを一つ二つあげて下さい。
・洗い立てごあこあバスタオルの匂い。
・新しいイタリア車に漂う接着剤の匂い。
●11.もしできたら「やさしさ」を定義してみて下さい。
フランシスコ・ザビエルが苦労した「愛」の訳語「御大切」。これが「やさしさ」の本質だと思う。
定義になってないか。
●12.一日が二十五時間だったら、余った一時間を何に使いますか?
毎朝パンを焼く。
●13.現在の仕事以外に、以下の仕事のうち、どれがもっとも自分に向いていると思いますか? 指揮者、バーテンダー、表具師、テニスコーチ、殺し屋、乞食。
表具師。
襖を真っ直ぐに張るのは楽しかろう。
●14.どんな状況の下で、もっとも強い恐怖を味わうと思いますか?
死の瞬間。
●15.何故結婚したのですか?
常にもう少し、一緒に居たかったから。
●16.きらいな諺をひとつあげて下さい。
同じ孔の狢
●17.あなたにとって理想的な朝の様子を描写してみて下さい。
夫婦二人きりの朝、彼女よりも先に目を覚まして寝顔を眺める。
●18.一脚の椅子があります。どんな椅子を想像しますか?(形、材質、色、置かれた場所など)
草地の一本木が落雷で焼けた切り株。
●19.目的地を決めずに旅に出るとしたら、東西南北、どちらの方角に向かいそうですか?
西。無目的な旅はいつも大月から始まる。
俺だけかな。
●20.子どもの頃から今までずっと身近に持っているものがあったらあげて下さい。
じいちゃんから貰った腕時計。
●21.素足で歩くとしたら、以下のどの上がもっとも快いと思いますか? 大理石、牧草地、毛皮、木の床、ぬかるみ、畳、砂浜。
畳が一番。牧草は足に刺さる。でも空が見えた方がいいな。雨は嫌だけど暑いのも勘弁。
……ということで
『秋晴れの昼下がり、草原に敷き詰めた畳』
●22.あなたが一番犯しやすそうな罪は?
スピード違反。
●23.もし人を殺すとしたら、どんな手段を選びますか?
ワイヤレス・バンジー。
●24.ヌーディストについてどう思いますか?
ずらも外した方がセクシーよ。
久しぶりにバクダットカフェを見るか。
●25.理想の献立の一例をあげて下さい。
ずけ丼
●26.大地震です。先ず何を持ち出しますか?
最寄りの子供、あるいは奥さん。
●27.宇宙人から『アダマペ プサルネ ヨリカ』と問いかけられました。何と答えますか?
『イリアイレ アプリテア アイネ』
時々掛かってくる間違えファクスに一生懸命話しかけるのですが、だれも仲良くしてくれません。ぴーーひょろひょろひょろ。
●28.人間は宇宙空間へ出てゆくべきだと考えますか?
行くべき。
なぜならばそこに宇宙があるから。
●29.あなたの人生における最初の記憶について述べて下さい。
ゆりかごから見上げた、オースチン1300のテールランプ。
●30.何のために、あるいは誰のためになら死ねますか?
家族のためならば。
●31.最も深い感謝の念を、どういう形で表現しますか?
ゆっくり、静かに、落ち着いて
「ありがとう」
●32.好きな笑い話をひとつ、披露して下さいませんか?
下ネタばかりだから勘弁してください。
●33.何故これらの質問に答えたのですか?
谷川先生に挑戦したかったから。
というわけで玉砕のずっけ丼。
次回の日記をお楽しみに。
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