2007/09/28

柏から帰ってくるまでを、まるでバトンを書くような情熱で解説してみる(2)

まだ続きがあるのだよ。

09:50
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Txはさすがに新しい設計の鉄道路線だ。南武線とは訳が違う。ホームには自動ドアが着いているし、明らかに振動が少ない。つくばと秋葉原を結んでいる路線自体も、科学技術的でかつ未来的だ
そのほぼ中間にある柏では、人知れず地球が滅亡したりコスモクリーナーで救われたりしているのだ。ここまで来ると宇宙的ですらある

10:30
秋葉原に到着。古い人間なのでいまどきのアキバの事情はさっぱりわからない。
ましてや大深度地下(まではいかないけれど)にあるホームに到着したとなると、まるで状況を認識できない。そこで、地上に出ると全く違う世界が展開しているのではないかと心配になる。
秋葉原は、人の頭ぐらいある胸を持つ所謂美少女がメイド服を着てそぞろ歩く、「萌え」な世界になってしまったのではないかと、落胆しながらも密かに期待してエスカレーターに乗った。

ヨドバシカメラ、萌え! 秋葉原の朝が遅いのは相変わらずらしく、営業している量販店はヨドバシだけだった。川崎で発行して貰ったゴールドポイントカードを手に、聞き慣れた音楽が鳴り響く店内に入る。24時間営業の回転寿司店が併設されている家電量販店は初めてだ。

10:40
最近あこがれているデジタル一眼レフを片っ端から試してみた。手持ちのフィルムカメラはミノルタなのでレンズが活かせるソニーのα100を狙っていたのだが、何となく安っぽい印象。これはαSWEET DIGITALの後継機種らしい。α700に期待したいが当分高値が続くだろう。

好印象だったのがオリンパス。ダストリダクションやフォーサーズシステムに共感を覚えている。しかし最大のアピールポイントは「宮崎あおい」であることは言うまでもない。ここで問題となるのはあおいちゃんが使っているE-410にするか、手ぶれ防止付きのE-510にするかだ。
私の場合手によくなじむのはE-510の方だった。E-410に持ち換えると、これが華奢で可憐なのだ。何よりよいのはその笑顔。うーん、かわいいって、何の話だっけ?

11:00
昔のジャンク屋を覗こうと思ったがすでにそこになく、そこにはアキバ土産としてラーメン缶が山積みになっていた。触手が動くが、その場で食べるのに常温では意味がないし土産にするのには重すぎる。

11:05
ピュアオーディオ屋さんに入った。二人ともサッカーの応援Tシャツを着ているから相手にされない。気が楽だ。ほかのお客さんの試聴を横で聞いていたらば、情報量の多いCDプレーヤーが欲しくなる。
高いんだこれが。Aゾーンのシーチケが5組も買える。

11:15
体がべたべたして風呂に入りたくて仕方がない。ぜろぜろ3に銭湯に行こうと提案したら快諾してくれた。「でも、この時間にやっているのはスーパー銭湯ぐらいだぞ」とのことで、グーグルローカルで検索、発見。「江戸遊・神田店」だ。

11:30
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件の銭湯に到着。3時間のせんとうコースならば430円だ。普通の銭湯と同じプライス、お買い得。しかも、ここには食堂も寝そべることもできる畳のスペースもある。秋葉原で終電を逃すシチュエーションは考えにくいが、もしそうなったならば始発までここで過ごせば快適だろう。

ひとっ風呂浴びて食堂で昼食。二人とも生ビールを頼んでしまうのは、年相応にオッサン化した証拠である。もちろん食後は横になるのだ。

14:00
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銭湯の向かい側に蔦の絡まる蔵を発見。淡路町画廊と書いてあった。
この日の展示物は木肌をそのまま活かした木彫。仏像と現代的な作品が違和感なく入り交じっている。
作品にはエロチックな表現が多い。木肌の艶めかしさを感じる中に、時折深紅の
漆が入り交じる。女性器のようなイメージに息をのんだ。
作者は既に故人で、息子夫婦が回顧展として催しているとのことだった。仏像制作を生業とし、仕事の合間に自分の表現を切り開いてたという。

14:30
秋葉原に戻るのも芸がないので、地下鉄の駅を目指して歩き始めた。途中「藪蕎麦、こちら」の電柱広告を発見する。せっかくここまできたのだから試してみたいが、つい先ほど昼食をすませたばかりなのだ。しかもざる蕎麦。

15:00
新宿。ここでお茶をしてから帰ろうと言うことになり、南口からサザンテラスを目指す。広島県と宮崎県が物産館を出しており、ちょっと変わった飲み物があると思ったのだ。しかし双方ともスルー。スタバを見つけたからだ。
スタバもレジに行列ができていた為却下。その先のドーナッツ屋は……TDLのスペースマウンテン並の列。訳わからん。

15:20
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落ち着いたのは小田急線ホームにあるロマンスカーカフェ。駅構内の喧騒の中で座ってコーヒーが飲めるのだ。
椅子に座っただけでなぜか和む。二人とも疲れている割に饒舌。ぜろぜろ3が日本グランプリへの意気込みを語ってくれる。

16:00
区間準急に乗って帰還。
お疲れ様でした。


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