2010/05/05

実家へ・壱

何か用事があって実家に行った。
玄関先は花盛り、いい季節だ。

戯れに携帯のカメラを向ける。

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タンポポの綿毛。

母:可愛いでしょ。子供たちが来たら「ふぅっ」とさせてあげようと思って残してあるの。うりちゃんも好きだったでしょ。

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バンジー。

母:わたくし、いろんな色が入り交じっている方が好きなのよ。それよりこの花を撮ってよ。

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モッコウバラ。

母:綺麗でしょう。今年はモッコウバラの当たり年みたいなの。ご近所の○○さんのところも見事よ。××さんの株はちょっと種類が違うみたいなのよね……

長くなると面倒くさいので、話題を変えようと試みる。

丼:これは何?この青い花。

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気になった花。

母:あ、これね。蕾が付いた枝が落ちていたから拾ったの。土に差しておいたら、ここまで増えた。お買い得でしょ。だから名前はわからないのよ。

捨てられた枝が可哀想で半分泣きながら持ち帰ったのだろう。
母はそういう人なのだ。


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