2010/05/23

MY FLEET


ニコン艦隊の母艦は、高校入学以来使っているニコマートFT3。
輸出仕様の「Nikkomart」エンブレム付きの珍品らしい。
スペルの違う偽物ではないとのこと。

「ニッコール千夜一夜物語」なるページがあり、ニコンのレンズ一つ一つの開発苦労話やエピソードが紹介されている。持っている玉の回だと、そのストーリーと自分の思い出を重ねてしまう。
http://bit.ly/dnyhYP

■Auto NIKKOR 50mm F=2.0
http://bit.ly/c8xeTA
一番古いレンズ。最初からボディーに付いてきたものだ。何を撮るのもこれ一本で済ませるように教えられる。当時の写真部はどこでもそういうやり方だったらしい。この教育は効果覿面で、四半世紀たった今でもズームレンズが苦手のままである。

■Ai Nikkor 105mm F=2.5
http://bit.ly/9BQwCJ
高校時代に入手した。ポートレートを得意とするレンズで、撮影をネタに女の子に近づくことを目的にしていた。下心レンズなのだ。しかしこの種のレンズとしては焦点距離が長いため、被写体との距離が近づくことはなかった……そう、焦点距離の問題なのだ。

■Ai Nikkor 28mm F=2.8
F3に付けて槍ヶ岳山頂の梯子の上から落としても無事であったという伝説を持つレンズ。打ち所がよかっただけのことだろうが、それを知って以来、記憶に深く刻まれてしまった。28mmの画角はGRで慣れておりNikkorならば悪かろう筈がないと、虎視眈々と狙い続けてきた……いや、そんなに珍しいレンズではないから「格安品があればいいな」程度だけど。

昨日ついに購入。
付いていなかったレンズキャップを新宿中古カメラ市場で探したのだが……

■Ai Micro Nikkor 55mm F=2.8
http://bit.ly/cGGPBK
余計なものも発見した。

数年前ミノルタのマクロ50mm F=2.8を手に入れて、近接撮影の楽しさを知った。以来マクロと広角の二本があれば、大抵の撮影が間に合うようになっている。だからニコンを復活させるに当たって、マクロレンズは是非とも入手しておきたかったのだ。で、即決……弱すぎる、俺。


金を出してまでノスタルジーに浸るのは、余生を送る老人のやることだと思う。
物欲に負けて銀塩カメラという金食い虫を充実させるのは、正に無駄でノスタルジック。

あーあ。


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