2007/10/16

やったぁ チケット ゲットだぜ!

席取り、チケット取り意識が薄いのは、二部七位チームサポーターのマインドがまだ残っているからである。「売り切れ」とか「満員御礼」なんてどこか別世界の出来事であり、そういう言葉があるなんてつい最近まで知らなかった(嘘)。

だから後援会から物々しい封書が届いても、開封して放置してあったのだ。そこには物々しくチケットの先行予約の方法が明記してあるのだが、そんなことはさらっと受け流して記憶に残らず、「これのまりのすけバージョン見てみたいな」なんて、のんきに考えていたのである。

タイトルに王手がかかっていることは知っていた。しかし意識していたとは言い難い。直前数節の眠たい試合を見せられたのでは、カップウイナーなんて現実味がまるで湧かない言葉なのだ。

蓋を開けたら、昔ながらのフロンターレ。ケチな私に高価なレプリカを買わせた、ノブリン時代のスピーディーなサッカーが還ってきた。それに加えて、右前線に罠を張るセッキーの見事な作戦。
うーん、もう一枚買っちゃおうか。これから寒くなるから川島のユニがいいな。

しかしスタジアムを一歩出ると、頭の中は二部七位。危機感なんてまるで無い。何人かの外様サポにメールを送ると、予約開始日である昨日の夕方まで、チケット確保のことはまるで意識の外だった。

眠る前にmixiにアクセスすると、チケット確保の記述が複数ある。この辺りで俄に焦り出した。
チケットぴあの窓口はもう閉まっている。先行予約電話は23:30までだ。よし早速かけよう。

イントネーションのおかしな自動応答予約電話は嫌いだ。「初音ミク」で作り直せばいいと思う。しかし文句を言わずに指示に従い、会員番号を打ち込むと、「あんしょうばんごう ヲ イレテ ください」とのこと。暗証番号なんてあることすら知らなかった。思いつくあらゆる番号で試してみたが駄目。あの物々しい封筒の中に入っていたA4の紙にひょっとしたらヒントがあったかのかもしれないが、裏が白いコピー用紙はメモ書きになり、お絵かきが施され、折り紙になり、息子の宝物になるか廃棄されるのが我が家の定番。真っ黒に塗りつぶすのが子供たちの間ではやっているので、もう文字の判別ができない状態であることは間違いないのだ。うわぁ、どうしよう。煽られると簡単に切羽詰まるキャパシティーの小さい私の根性が悲鳴を上げる。チケットぴあはみんな留守電だ。自動応答予約電話よりもちょっとばかり色気のある女性の留守番電話応答メッセージの声色が、私の絶望感をちょっとずつちょっとずつ完成に近づける。絶望感に根拠がないことに気づく余裕なんてあるはずがない。

……とまあ前置きはこれぐらいにして、チケットは無事に確保できた。一安心。


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