2007/11/01

そうだ、ひと駅歩こう




祭りの後の寂しさはいつも遅れてやってくる。
気持ちの高揚感が治まっても暫くは酔いが続くのだ。

素面に戻ると稀の世界。
日常が酷くつまらないものに見えてしまう。

ああ、こういうときに限って仕事が暇だ。忙しければ誤魔化すこともできるだろうに。
ノー残業デーのアナウンスに追い出され、だらだら電車に乗る。
車窓の向こうにマンションが並ぶ。窓の光ひとつひとつが生活なのだな。

そうだ、ひと駅分歩こう。
毎日が祭りではないのだから、日常を楽しまないてはない。
何より安上がりだ。

宿河原の駅前は暗い。
そのかわり駅前広場の対面にあるampmはやたら明るい。

バラ苑の案内看板がある。
そういえばここは向ヶ丘遊園の最寄り駅だったのだ。
遊園地は廃止されたが、バラ苑は残されたと聞いている。

踏み切りを渡り広い道を登戸方面に進む。
外車専門の中古車屋がある。
ジャガーが89万円、アルファスパイダーが100万円だ。
一瞬心が動く、あくまで一瞬だが。

街道沿いのガレージセールのような花屋。
壁を使った露店商なのかな。
住宅のちょっとした窪みでも、商売はできてしまうんだ。
川崎の岡田屋MORE'sにあったペットショップを思い出した。

もうすぐ小田急線が見えるはず。
市立多摩病院が近くなった。
道路の反対にあったサンクスに入り、外車のオープンカーを2台購入。
1/64だけどフェラーリだぜ(o~-')b

かくして登戸に到着した。
さっきより少しだけ日常が色鮮やかになった。



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