2007/11/06

Googleと位置情報

携帯電話のOSは搭載されている機能から考えて、単なる組み込み機器用のOSとは別物だということは素人の私にも想像がつく。

有名なところでシンビアン、Linux、Windows mobileぐらいか。iPhoneはOS-Xが使われていると聞いた。国産ではctronがあるようだ。

Windows mobileはスマートフォンに特化しているため、この中では特殊だろう。ある程度のシェアを握ってはいるが、PC向けOS市場におけるWindowsほどの寡占状態ではない。実際にはシンビアンが大きく、それをLinuxが追っている状態だ。

情報が古いが、日経IT proの記事にまとまっているものがある。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20060213/229047/

この市場に乗り込むのがgoogleである。費用がかかるOS開発をgoogleが肩代わりしてくれるのだから、コンソーシアムには最初から数多くの企業が参加した。

シンビアンのシェアは縮小傾向にあり、現在費用面で有利なLinuxユーザーは、googleに移行すると考えられる。将来的には一般の携帯電話はgoogle、スマートフォンはWindows mobileという棲み分けが進むのではないだろうか。

Googleはこのプロジェクトのターゲットとして、広告の掲載機会の増加を挙げている。しかし携帯電話の表示能力は高いとはいえない。だから本当の目的はユーザーの位置情報ではないだろうか。

もともとオンデマンド広告を得意とするGoogleである。これに位置情報を加えれば、精度の高いピンポイント広告を打つことができるのだ。Googleの広告のマーケットは飛躍的に広がるだろう。


■グーグル、携帯電話事業へ本格参入…主要ソフトを無償提供(読売新聞 - 11月06日 11:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=333098&media_id=20


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